日記とは言い切れない更新速度です。
2015
数日前、雨のしとしと降る鎌倉に、所用あって出掛けていました。
そして、ずっと念願だった(といっても、二カ月ぐらい前に発見したばかりなのですが)穴蔵カフェに行ってきました!!!
別に、穴蔵カフェとか地下牢カフェとか名乗っているわけでもなく、普通(?)のカフェです。ただ、廊下としてもかなり細い、かろうじて人がすれ違えるぐらいの空間でカフェを営まれているだけです。私の見立てでは、収容可能人数は6名と見ました。
しかも、半地下。見上げる窓には、鉄格子を思わせる木製の枠。気の合う人と一緒でなかったら、絶対に閉じ込められたくない気がします。逆に言うと、気の合う人とならかなり長く閉じ込められててもいい気がする。
私は母と一緒でしたが、夜までずっとここにいたら、窓の外の雰囲気はどう変わるんだろうと思ってわくわくでした。
注文の品。
チョコラータ、カフェモカ、ブラウニー。チョコ尽くしすぎる……(肌寒かったので、コーヒーよりココアの気分だったのです)
地下牢(私がそう呼んでいるだけですが)のくせに、甘みのしっかり効いた女子受けの良さそうな味でした。壁のタイルもかわいいし、
照明や調度品もどこか豪華でかわいい。しかも、どこまでも本物のアンティークしか受け付けません!という風でもなく、プラスチックの部品があちこちに混じってたりするのが、かえって肩の力が抜けてていいです。頑張らないけど気配りは行き届いている感じ。それでいてコーヒーはネルドリップというこだわりっぷり。
外から見てみると、まさに絢爛たる地下牢の窓という感じでした。そんなものがあるとすれば、まさにこれ↓
人によっては全然響かないような気もするのですが、私的にはすごく!! 和める場所でした。細い路地を見ると入りたくなったり、建物内の謎の空間に興味を引かれたり、妙な場所にある扉や階段に惹かれてしまう方には、何かツボを刺激するものがあると思います。
さらに言うと、この場所は、木の穴型住居友の会にとってはかなり重要な地点にありまして。
鎌倉駅から段葛のある若宮大路をずっと南下していくと、このカフェが見つかるのですが(見つからないかもしれない……公式HP、もしくは食べログページを参照することをお勧めしておきます)、この地点からちょうど、大物の木の穴物件が立て続いて並んでいるのです。歴史ある街道にふさわしい古色蒼然たる大木がうにょうにょと根っこをさらして伸びている。
こんな木が何本も見られます。
もともと、この木々を撮影したくて若宮大路を歩いていたのが二か月前。夜だったので、あまりいい写真が撮れずに諦めたのですが……そのとき、「あ、あれは何だ?!」と私の目を奪ったのがこのカフェです。すごく気になったのですが、なんというか、入るのに勇気が要りすぎて、初見では入れなかったのです……そして今回のリベンジ。
なお、店の前には、こんな木が生えてます↓
特筆すべきは、この木には犬がいるということです。
犬。
カフェの前に犬。ぴったりですね(?)
最近、鎌倉はすさまじい再開発ブームで、行くたびに新しい店がどんどんできているのですが、どこかで見たような店が多くて、あまり私の関心を引かず……(それより、古くからあった素敵スポットががんがん取り壊されているほうがとても心が痛む)
その中で、久しぶりに私の中でクリーンヒットしたカフェだったので、また行きたいです。鎌倉在住だったら常連になれるのにな……!
そんなわけで、
募集中:SJO Coffee(それが店名です)に一緒に行ってくれる方(木の穴型住居撮影タイムを含む)
ということで急募をかけておりますのでよろしくお願いします(笑)
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