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2012

1103
 以前、スパコミで「瑪瑙とはなんですか」と尋ねられて、テンパっていたのであまりうまく答えられず、ずっと記事にまとめよう……と思っていたので、今回はその話です。


 すごくおおざっぱにまとめると、

・瑪瑙と水晶、どちらもケイ素の結晶形です。
・結晶が大きく成長しているのが水晶。微結晶なのが瑪瑙と玉髄。
・縞模様が見えるのが瑪瑙、見えないのが玉髄(ただし例外はいろいろある)

 という感じでしょうか。

 瑪瑙↓


 顕微鏡でなければ見えない結晶部分と、肉眼でも確認できる微結晶部分があります。
 どのくらいのサイズから水晶と呼んでいいのか、よく分からないのですが……(微結晶があれば「水晶」の名称で売っているところもある)

↓水晶 


 水晶になるか、瑪瑙になるかは、結晶ができる場所、温度、沈殿の速度などによってさまざまな変化があるのですが、とりあえず、イメージしやすい一例をあげてみますと、

・火山活動か何かで、ケイ素を大量に含んだ熱水が流れ出し、岩盤の割れ目に溜まります。
・最初のうちは、どんどん熱水が流れ込んでくるので、どんどん沈殿して微結晶化します。このとき、周囲にある鉱物を少しずつ巻き込んでいくので、瑪瑙特有の年輪のような縞模様ができます。
・結晶が育っていくに従い、岩盤の入り口が狭まります。熱水の浸入速度が遅くなり、沈殿が遅くなって、ゆっくりと大きな結晶に育ちます。これが水晶です。

 という感じで、瑪瑙と水晶がほぼ一体化していることが多いのは、こんな状況だったのかも、と思えば納得しやすいかと思います。


 なお、瑪瑙がなんだかいまいち分かりづらい石になっているのは、いろんな名称が林立しているせいもある気がします……
 天然石ビーズを扱う方なら分かると思いますが、アゲート、モスアゲート、デンドリックアゲート、ボツアナアゲート、天眼石、オニキス、サードニクス、ぐらいはまだいいとして、実際にはこの数十倍ぐらいの名称があるようです。
 参考までに、「アゲートの名について」 瑪瑙を専門に扱ってらっしゃる天然石屋さんのページ

 いろんな模様が魅力的なのは分かるんですが、どうしてこうなった……

 瑪瑙、という漢字だって書けないですしね! いや、頑張れば書けると思うんですが、私は頑張っていません(笑)
 
 そんな感じで、ぐだぐだに解説を終わりたいと思います。


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