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2015

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 一昨日書いておくはずだった記事を、今になって書いています。

 金星灯百貨店さんに硝子ケース入りオブジェを何点か、それに鉱物を一点納品してきたので、少しだけ説明書きをしておきたかったのですが……
 なんで一昨日書けなかったのかというと、その夜、お腹が空きすぎたあまり、家にあったタイカレー(本格派とやら!)の缶を開けてみた→死ぬほど辛かった→夜通し腹痛に悩まされる という順路(?)を経て、一日ほど死んでいたからです。今は少しだけ生き返っている。

 辛いものが苦手、というわけでもないんですが(むしろたまに食べたくなる)、空腹時には、真っ赤なとうがらしが幾つも浮かんでるようなものを食べちゃいけないと学びました。私の体質では耐えられないようです。そんな基本的なこと、小学生ぐらいのときに学んでおくべきじゃなかったのかという疑問が浮かばないこともないですが、そっと頭の片隅に追いやっておく。


 で、肝心のオブジェについてですが、



■珪孔雀石/孔雀石
 ごつごつした岩! という感じが、私的には萌えツボであるこちら。
 秋田県の亀山盛鉱山産の石です。
(亀山盛鉱山は、古くは「きさんもり」という表記がされていたという記述をどこかで読んだので、納品したラベルにはそう書いておいたのですが、現在は「きさもり」と読むのが普通のようです。もう一度調べようにも資料が見当たらなくなっていて、付け焼刃知識であやふやな表記をしてしまってすみません……;)

 この鉱山はすでに閉山済ですが、かつては金・銀・銅・鉛・亜鉛などを採掘していたようです。鉱脈の一部は中新世(2300万年前~1500万年前)に形成された中温熱水鉱床で、水晶なども産出するとか。
 これらの鉱物が酸化して、鮮やかな青鉛鉱や緑鉛鉱、珪孔雀石や孔雀石に変質したものが、廃鉱となった今でも跡地に残されているそうです。このオブジェに使った石も、ラベルには「青鉛鉱、緑鉛鉱、珪孔雀石、孔雀石」という表記がされていたのですが、色合いから見て、そこそこ確信が持てるものが二種だけだったので、オブジェの表記も二種類のみ記載しておきました。なお、珪孔雀石のカタカナ名はクリソコラです。



■オーケン石/ギロル石
 ふわふわして壊れやすいオーケン石は、つまむにも毛状結晶を破損するのが怖くて、硝子ケースに押し込むのも躊躇われるのですが、こいつは「つまみ」があったために取扱い容易で、思わずやってしまいました。つまみ……ようするに、上部の丸いギロル石ですが、オーケン石とはよく共生している鉱物です。これは十分に硬いので触っても大丈夫。ギロル石にこんな使い道があったとは……! 
 丸い鉱物は基本的に可愛く思えるので、ギロル石も好きかと言われれば好きですが、ちょっと株が上がった今日この頃です。こんな理由で……

 オーケン石は軽いので、ごく少量の接着剤だけを使って、ささっと貼り付けました。私の手に渡る前に、採掘されたり、運ばれたり……といろんな人手を経ているはずですが、ギロル石があったせいか、やはりそれほど毛の破損具合が少なく、ふわふわ感があって愛らしいオーケン石です。白い毛の生き物っぽい。そうなると、ギロル石が頭にあたるのかな……?

 

■オーケン石
 今回納品した一番大物がこちら。といっても、掌に納まるサイズなのですが……個人的には、このサイズでもずっしり重たいですし、これ以上大きくても収納に困るので、とても便利なサイズだと思っています。しかも、中身が一級品のふわふわ。

 どのくらいふわふわかというと、
 
 このぐらいのふわふわです(画像に頼りすぎて日本語力減退)
 大きな画像で見てもらいたかったので、サムネイル表示にしてみましたが、私はこのブログのサムネイル機能を信用していないのでやや不安だったりする。ちゃんと見られますように……;

 完璧なふわふわが一つ、少し疵付きが一つ、少し割れたやつが一つ……しかし、毛並みは皆ふわふわ。こうやって並んでいると、丸い兄弟が並んで棲みついてるみたいでやたらラブリー。丸い連中は可愛いな……あれ……?

 一番左側のやつ……



 オーケン石じゃない! オーケン石に擬態したギロル石だ!

 オーケン石兄弟にしれっと混じってますが、毛がないので見ればすぐ分かります。でも、私がこの石を入手した鉱物屋さん(かなりのお歳ではありましたが)は、何年もこの石を保管してきたにも関わらず、全然気づいてなかったそうです。大きさがちょうど同じぐらいなので、ギロル石としても騙しやすかったんでしょうね……

 むしろ、一匹違うのが紛れ込んだ兄弟、と思うとさらに面白くてですね……成分が全然違うのに、長いこと同じ晶洞の中で仲良く一緒に暮らしてきたんだろうな!←妄想(こういうの、何ていうのか……擬人化ならぬ擬生物化か)
 ギロル石は緑色のものや黄色いものもありますが、私はやっぱり白いもの、それにオーケン石ぐらいのサイズのものが一番好きです。

 なお、最近のオーケン石は、いいものを掘り尽したせいであまりふわふわのものが産出しない……と、もう何年も聞かされている気がしますが、真偽を確かめるほど知識がないので、とりあえず私の体感だけで語ると、確かに最近はふわふわのものはあまり出回らず、たまにデッドストック品を買ったりすると「おお!」と思うようなふわふわだったりしますね。これもその一つで、透明なビニールを幾重にもぐるぐる巻かれて、ずっと片隅に置かれていたものです。

 オーケン石兄弟(一名別物)が下に敷いているのはぶどう石。周囲を覆う硬い母岩は玄武岩です。
 金星灯百貨店さんが、透明なケースに入れてくれましたので、行かれましたら是非、連中が仲良く暮らしている様子を見てきて下さいませ。



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