日記とは言い切れない更新速度です。
2015
もう一時は、二度と何も作れないかと思った時期もあるんですが(弱音)、だいぶ回復が進んできました嬉しい。
数日前は、これまで痛くてできなかった鎖付け作業ができましたし……! 一日数本の鎖をつけたら休まねばならないペースですが、それでも、できるようになっただけ有難い。もう二度と腕を壊したくないのでなるべくゆっくり進めます。
ということで(?)ようやく、新キャラを使ったものの制作にかかっています。
赤ずきん見習い。頭に双葉が生えるように仕様変更されました。見えない。
越境者。越境者は時空を超えて移動しているので、老若いるに違いないと思い、二種類の顔パターンを作りました。こちらは何度も時空を超えて悟っちゃったほう。頭に悟りの象徴である白い結晶がついている。見えない。
白黒反転した世界を象徴する、白いハイエナも用意しました。ますますハイエナじゃない。
これから樹脂掛けするので、どんなふうに仕上がるか楽しみです。
そして相変わらず、新しいカメラと仲良くできてません。基本的にカメラ任せのオートモードですが、私が撮影していると必ず自動的に「夜景モード」に突入している。せっかく晴れ間を見繕って撮影しているというのにこの仕打ちは何。
■最近の硝子ケース入り
水晶に穿たれた、ほんの小さな抉れ部分を閉じたドアに見立てました。
木の穴型住居友の会の活動と、何か根底が共通したものを感じる。
■最近のサイト事情
ギャラリーページを大幅に更新しました。
今のところ、入り口ページには三人の黒ずきん(影の赤ずきん?)が走り回っています。まるで蟻のよう(略)
小さいので見つけにくいかもしれませんが、探してやって下さいませ。見つけてもいいことは何もないのですが(言わずもがな
とても原始的なやり方で作っているサイトゆえ、自分の好きな大きさの写真を展示できるのがいいところだと思っていたのですが、スマホで見やすい形式を意識すると、フレームページはないほうがいい……横幅もスマホで見やすい程度に、と、自らいろいろ制限をかけていった挙句、いつもブログでアップしているサイズの写真ばかりになりました。目新しい写真があまり置けなかった……orz
その代わり、これからたびたび写真を入れ替えて、一番の精鋭ばかりが並ぶギャラリーにしていきたいと思っています。
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2015
現在、タイカレーショックがまだ相当こたえておりまして、いろいろ日常に支障をきたしているのですが、そんなぐだぐだな日常雑記です。
最近、「木の穴型住居友の会」の活動がにわかに活気づいているのですが、そのために私も、一番最初に感動した木の穴を、もう一回見てみたくなりまして。なにしろ、木の穴型住居友の会の原点となる木の穴ですからね……!
ちなみに、木の穴型住居友の会のHPのトップ絵になっていて、キノ子ちゃんが出入りしている木の穴です。
なにせ京都にあるので、そう簡単には見に行けない。だが、行きたい……
……よし! ガラケーをiPhoneに機種変しよう!
iPhoneにすればどこだって問題なく行けちゃうよ!←そういう問題なのか
……と思ったので、とうとう私もスマホデビューしました、そんな今週。
今週末の土日は京都で過ごすはずだったんです……
だが、タイカレー事件が起きたので、「ちょっと比叡山登ってくる!」とは言えなくなってしまいました。比叡山はこれまでに二回行きましたが、いろいろ大変なことは身に沁みて分かってますしね……
そもそも、京都で木の穴と再会する前に、やることは沢山あるので……まだずきずきする胃をなだめすかせつつ頑張ります。
2015
一昨日書いておくはずだった記事を、今になって書いています。
金星灯百貨店さんに硝子ケース入りオブジェを何点か、それに鉱物を一点納品してきたので、少しだけ説明書きをしておきたかったのですが……
なんで一昨日書けなかったのかというと、その夜、お腹が空きすぎたあまり、家にあったタイカレー(本格派とやら!)の缶を開けてみた→死ぬほど辛かった→夜通し腹痛に悩まされる という順路(?)を経て、一日ほど死んでいたからです。今は少しだけ生き返っている。
辛いものが苦手、というわけでもないんですが(むしろたまに食べたくなる)、空腹時には、真っ赤なとうがらしが幾つも浮かんでるようなものを食べちゃいけないと学びました。私の体質では耐えられないようです。そんな基本的なこと、小学生ぐらいのときに学んでおくべきじゃなかったのかという疑問が浮かばないこともないですが、そっと頭の片隅に追いやっておく。
で、肝心のオブジェについてですが、
■珪孔雀石/孔雀石
ごつごつした岩! という感じが、私的には萌えツボであるこちら。
秋田県の亀山盛鉱山産の石です。
(亀山盛鉱山は、古くは「きさんもり」という表記がされていたという記述をどこかで読んだので、納品したラベルにはそう書いておいたのですが、現在は「きさもり」と読むのが普通のようです。もう一度調べようにも資料が見当たらなくなっていて、付け焼刃知識であやふやな表記をしてしまってすみません……;)
この鉱山はすでに閉山済ですが、かつては金・銀・銅・鉛・亜鉛などを採掘していたようです。鉱脈の一部は中新世(2300万年前~1500万年前)に形成された中温熱水鉱床で、水晶なども産出するとか。
これらの鉱物が酸化して、鮮やかな青鉛鉱や緑鉛鉱、珪孔雀石や孔雀石に変質したものが、廃鉱となった今でも跡地に残されているそうです。このオブジェに使った石も、ラベルには「青鉛鉱、緑鉛鉱、珪孔雀石、孔雀石」という表記がされていたのですが、色合いから見て、そこそこ確信が持てるものが二種だけだったので、オブジェの表記も二種類のみ記載しておきました。なお、珪孔雀石のカタカナ名はクリソコラです。
■オーケン石/ギロル石
ふわふわして壊れやすいオーケン石は、つまむにも毛状結晶を破損するのが怖くて、硝子ケースに押し込むのも躊躇われるのですが、こいつは「つまみ」があったために取扱い容易で、思わずやってしまいました。つまみ……ようするに、上部の丸いギロル石ですが、オーケン石とはよく共生している鉱物です。これは十分に硬いので触っても大丈夫。ギロル石にこんな使い道があったとは……!
丸い鉱物は基本的に可愛く思えるので、ギロル石も好きかと言われれば好きですが、ちょっと株が上がった今日この頃です。こんな理由で……
オーケン石は軽いので、ごく少量の接着剤だけを使って、ささっと貼り付けました。私の手に渡る前に、採掘されたり、運ばれたり……といろんな人手を経ているはずですが、ギロル石があったせいか、やはりそれほど毛の破損具合が少なく、ふわふわ感があって愛らしいオーケン石です。白い毛の生き物っぽい。そうなると、ギロル石が頭にあたるのかな……?
■オーケン石
今回納品した一番大物がこちら。といっても、掌に納まるサイズなのですが……個人的には、このサイズでもずっしり重たいですし、これ以上大きくても収納に困るので、とても便利なサイズだと思っています。しかも、中身が一級品のふわふわ。
どのくらいふわふわかというと、
このぐらいのふわふわです(画像に頼りすぎて日本語力減退)
大きな画像で見てもらいたかったので、サムネイル表示にしてみましたが、私はこのブログのサムネイル機能を信用していないのでやや不安だったりする。ちゃんと見られますように……;
完璧なふわふわが一つ、少し疵付きが一つ、少し割れたやつが一つ……しかし、毛並みは皆ふわふわ。こうやって並んでいると、丸い兄弟が並んで棲みついてるみたいでやたらラブリー。丸い連中は可愛いな……あれ……?
一番左側のやつ……
オーケン石じゃない! オーケン石に擬態したギロル石だ!
オーケン石兄弟にしれっと混じってますが、毛がないので見ればすぐ分かります。でも、私がこの石を入手した鉱物屋さん(かなりのお歳ではありましたが)は、何年もこの石を保管してきたにも関わらず、全然気づいてなかったそうです。大きさがちょうど同じぐらいなので、ギロル石としても騙しやすかったんでしょうね……
むしろ、一匹違うのが紛れ込んだ兄弟、と思うとさらに面白くてですね……成分が全然違うのに、長いこと同じ晶洞の中で仲良く一緒に暮らしてきたんだろうな!←妄想(こういうの、何ていうのか……擬人化ならぬ擬生物化か)
ギロル石は緑色のものや黄色いものもありますが、私はやっぱり白いもの、それにオーケン石ぐらいのサイズのものが一番好きです。
なお、最近のオーケン石は、いいものを掘り尽したせいであまりふわふわのものが産出しない……と、もう何年も聞かされている気がしますが、真偽を確かめるほど知識がないので、とりあえず私の体感だけで語ると、確かに最近はふわふわのものはあまり出回らず、たまにデッドストック品を買ったりすると「おお!」と思うようなふわふわだったりしますね。これもその一つで、透明なビニールを幾重にもぐるぐる巻かれて、ずっと片隅に置かれていたものです。
オーケン石兄弟(一名別物)が下に敷いているのはぶどう石。周囲を覆う硬い母岩は玄武岩です。
金星灯百貨店さんが、透明なケースに入れてくれましたので、行かれましたら是非、連中が仲良く暮らしている様子を見てきて下さいませ。
2015
作成物写真の続き。
腱鞘炎が悪化する前に作っていたものを、少しずつ完成させているところです。
↑↑途中からざっくり削ぎ落されたような、妙な形の紫水晶があったんですけれど、「水晶喰い」が食ったせいだ! ということで、謎の生き物のせいにしました。
ただ、本当にこの生き物が食っているんだとすると、自分の足元を掘り崩しているわけで、やや危険な状況になってますね。知らず知らずのうちに自分の足場を食いつぶすような行動への、風刺的な意味合い(を持たせるつもりは別になかったんですが)かもしれない。
それにしても、新しいカメラをしばらく触ってなかったせいで、どうにも写真の撮り方が定まらず……難しいです;
2015
ここ数週間の制作物。
少しずつですが、物が作れる喜びに浸っています。
本当はこの三倍ぐらいあるんですけれど、写真がなかなかうまく撮れず……写真写りのいい水晶をメインに。
光を透かすと、水晶はやはり抜群に写真写りがよくて、少々戸惑うぐらいです。
オブジェ作りは、手にかかる負担が比較的少ないのでありがたいです。かなりいろんな鉱物を使って(カルサイト、黄鉄鉱、オーケン石、孔雀石、水晶晶洞、紫水晶、燐灰石、琥珀……)いろいろ作ってみたので、これからあちこちに納品していけたらと。
本当に少しずつですが、アクセサリー制作も再開しています。
木……一番手に負担がかからない
ハイエナ……塗りが大変なので少しハードルが上がる
赤ずきん……とても手に負担がかかる
バク車……絶望的
そんな感じですが、バク車も作ってしまいました。
たぶん、一カ月に一個ぐらいしか作れない……
絶えず自分の手と相談しつつ、という感じですが、ようやく回復してきたという気がして嬉しいです。もう二度と壊さないよう、用心しながら作っていきたいところです。