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2014

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 私が「何かの棲んでいそうな穴」に対して情熱を燃やしていることは、この不定期ブログを見て下さっている方なら、もう嫌というほどご存知だと思いますが。
 
 穴が空いていると嬉しくなるのは、木の幹だけでなく、石に対しても同様です。
 この石にも、穴を発見して大喜びしたものです。青いカルセドニー。


 拡大図

 とりあえず、ちびうさぎを探検させておきました。
 うさぎが潰れたような形をしているような気がしますが、接着角度が斜めなせいです。

 
 もっとも、木の穴萌えと、石の穴萌えは多少、種類が違うみたいです(私の中では)
 木の幹に、具合のいい感じに小さな穴が空いていると、そこに誰が住んでいるんだろうとか考え始めますが、石に穴が空いていると、上の建物に繋がる地下通路が掘られていないかとか、そういうことを考え始めます。


 事例2↓


 これは二年ぐらい前に作ったもの(たぶん)なんですけど、やっぱり、下の穴から上の城に隠し通路が繋がって……とか妄想するのが好きです。穴の底は見えてるんですけどね。きっとどこかに隠し扉があるはず。

 子供の頃に読んだ本でも、古城の地下に穴があってそこからどこかに繋がっているとか、そういう展開にわくわくしてましたね!
 今ざっと思い返してみて、すぐに思いつくのはイーニッド・ブライトンの「冒険」シリーズです。
 島の地下に海底通路があって、陸と繋がっているとか、古城の地下水の湧き出る場所に潜って外に脱出するとか、とりあえず、「地下通路がいかに人類にとって大切か」ということを教えてくれるシリーズです。たぶん。読んだのが相当昔なのであやふやですが。


 古い屋敷はすべからく地下通路と抜け道と宝石置き場を用意すべし。ということで、「グリーン・ノウの煙突」から「ウィロビー・チェースのおおかみ」まで、他にもいろいろ、居住スペースの数倍、こそこそ歩き回れそうな古い屋敷ってありますよね(二次元限定?)。しかし、「ウィロビー(略)」って確か、壁と壁のあいだの隙間が歩き回れて、覗き穴から悪者の所業を覗き見たりしてたような記憶があるんですが(これも読んだのが相当昔なのでろくに覚えていない……一度、高校時代ぐらいに読み返して、子供用とは思えない暴力表現に怯んだ記憶があります)、子供の頃は単に「覗き穴たのしい! 万歳!」としか思っていなかったが、今思うと、覗き穴のある屋敷とか絶対嫌ですね。幾ら地下通路があっても住みたくない。設計者出てこい(出てこなくていいけど)
(これを一歩間違えると、江戸川乱歩みたいなことになるんじゃないかと推測しますが、あえてそっち方面にはあまり行きたくない今日この頃)


 だんだん話が逸れてきているのは自覚しているんですが、そのまま続けると、こういう考えにわくわくするのは、一部の人間には普遍的なことだと思うのです。
 それを文学的に表現するとこうなる、というのが、何度もすでに主張したような気がするんですが、サン=テグジュベリの「南方郵便機」の一節です。

「十歳の時には僕らは自分たちの逃避所を屋根裏の梁(うつばり)の陰に見いだし得た。死んだ小鳥や、破れた古トランクや、昔の風変りな衣装や、すべて、多少とも人生の楽屋を見せてくれるそれらのもの、ただ僕らは他にもまだ、お伽話によく出てくるような古い家にはきっとつきもののサファイアや、オパールや、ダイヤモンドで作られた宝物が、必ずどこかに隠してあるはずだと言い張った。仄かに光っているはずのその宝物、壁や、梁の存在理由であるはずのその宝物。そうでないとしたらこれらの骨太い梁はどんな敵に対してこの家を防禦しているのか?(新潮文庫、堀口大学訳)」

 テグジュベリはやや男性的なロマンチシズムという感があって、それほど愛読している作家というわけでもないんですが、この一節のために全部許す! みたいな感がありまして……いや、許すなんて偉そうな口を利いている場合ではないんですが。


 ……で、何の話でしたっけ?;
 確か、作ったものを自慢する記事を書こうとして書き始めたんですが……石に穴が空いていたばかりにこんなことに……

 とりあえず、一番上の写真、背景に写っている神々しくももふもふした毛玉っぽい物体は、我が家の猫です。この写真を撮れて非常に満足しています。


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