ここ数日、ひたすら味噌作りをしていました。

　もちろん、毎日味噌にばかりかまけていたわけではなく、ちょくちょく様子を見ながら作業していたわけですが……


　最後に味噌を作ったのは、五年前ぐらいです。
　そのときに、かなり大変だったので（初めてだったのに、大豆を二キロ仕込んだ）、毎年やろうやろうと思いつつ、時期を逃していたわけですが。

　五年前に買い置きした大豆が、台所で日に日に存在を増していくようで……（嘘です、見えないところに突っ込んでありました）

　五年前の大豆でも、どこも悪くなってなかった。私が保証します（私が保証してどうする）
　しかしですね、やっぱり硬かった。
　一日水に浸し、二日間、間隔を置きながらひたすら煮ました。
　食べる分には問題ない硬さだったんですが、潰すのが本当にしんどかった……
　一度も使ったことのない肉叩き器（なんでそんなものがうちにあるかというと、100円ショップで初めて見た時に、形が面白くてついつい買ってしまったのです）を持ち出し、すりこぎを持ち出し、どっちで叩いてもあまりに重労働だったので、とうとうフードプロセッサーを持ち出しました。数年前から使っていないブツです（一時、家電オタクだったので、いろんなものが家の棚の中に仕舞われている）。


　しかし、このフードプロセッサーが曲者だった。数年間、目を合わせていない隙に、蓋に何か異変が起きていたらしいのです。
　ぎしぎしぎしぎしと、全力で瓶の蓋を開けるごとく、豆を仕込む前にヤツの蓋をこじ開け、豆が粉砕された後も全力でこじ開ける。
　という全力運動を繰り返すこと……ええと、十回ぐらい？（なぜか疑問形）
　
　その後は、それまでの鬼のような顔が嘘のように、穏やかな表情で、潰れた豆と麹と塩を混ぜ合わせる作業でした。しかし、この時点ですでに私のHPはゼロであります。


　そして、後になって気付いたんですけど、塩を量るのに、普段お菓子を作るときに使っていたボウルに入れたんですね。
　それも、まだ洗っていなかった、バターや粉のこびりついたものに。
　……そんなわけで、頑張ったとはいえ、今年の味噌の仕上がりが本気で心配です。
　それでも麹菌を信じたい今日この頃。
　五年前だって……とりあえずおいしく仕上がったんだ……！
　

　そんなわけで、今年の教訓ですが、
・新しい豆を使おう（しかし、我が家にはまだ、五年前の大豆があと二袋ぐらいあるので、来年も再来年もきっと無理です）
・圧力鍋があるといい（しかし購入予定はなし）
・使いやすいフードプロセッサーやバーミックスがあると以下略
・皿やボウルの使いまわしには気をつけよう
・麹菌を信じよう←重要


　しかしですね、麹菌って、どのくらい空気が必要な生き物（？）なんでしょうね。
　作り方の指示に、ひたすら「密閉しろ！」と書いてあるので頑張ったんですが、あまり密閉したら窒息しますよねあれ。
　どのみち、どんなに密閉しても、我が家ではどこかしら洩れているので窒息の心配はないと思いますが←それもどうなのか