日記とは言い切れない更新速度です。
2013
いきなり不気味な写真ですみません。
少し前に、栗のペースト入りケーキを焼いたとき、ひび割れができてこんなことになってしまった図です。
こういうのを撮っておくと母が喜ぶので、一応撮影しておきました。後で母に見せよう。
皆さま、年越しの準備はすっかりお済みでしょうか。
我が家では特に大掃除もせず(部屋の床ぐらいは拭いた)、おせちもなく、普段とそれほど変わりはないんですが、蕎麦もうどんもそうめんもあるし(冬でもあったかいそうめんを食べる一家です)、お餅もあるし、回る寿司で調達した寿司もあるし、西荻窪で調達した柴漬けと粟餅(餅は喜田屋さんで買いました)もあるし、もう十分以上に満足してぬくぬくしております。
何も変わらないけど、新しいまっさらな年が始まる! という気分はすごく幸せですね。何も変わらないけど(二回言った)
なお、なんとなく和風で統一しているはずが、粟餅を食べるのに、栗とミルクと洋酒入りのつけ汁を用意したので、もうそこで何かが台無しです。
それはともかく、今年を振り返ると、とにかく、いろんな人を見送った年でした。
祖母、恩師、小学生時代から知っている近所のおばちゃん、友人から、まったく接点はないが本やゲームなどを通じて知っている人たちまで、本当にいろいろ。
寂しいときは、アクセサリー作りをしていてよかった! と思いました。多少のメールのやり取りにも、すごく元気づけられた一年でした。実際にお会いできた方もいますし。これまで一人で黙々と、孤独に作っていた蓄積が少しは出てきたというか、少し収穫が出てきたんだなという気がします。
来年はもっと構っていただけるように頑張ります(笑)
もともと、集中しているときは自分の世界に篭りがちなタイプでして、ずっと昔、あまり接点のなかった後輩に、「○○さんって、やたら謎の扉が沢山ある家みたいで、遊びに行くと楽しいんだけど、間違った扉を開けるとブラックホールが広がってそうだよね」と言われたことがやたら印象に残っているんですが。
謎の扉が沢山ある家……普通の扉の横に、小指が通るぐらいのミニ扉が並んでいるような家ですね。いい……すごくいい……!(ツボに嵌まったらしい)
真偽はともかく、そんな家になりたいです(笑)
そして、来年はなるべく、沢山の扉を回りに公開できたらいいなと思っています。
あと、もうひとつ。
もう年の瀬になって、なんとなく見えてきたことが。
もともと、考えよりも自分の中のイメージ優先で、「これしかない!」という思いで、創作用の屋号(フユノモリ社)をつけたのですが。
なんでそう名付けたのか、という理由が、ぼんやりと見えてきた気がします。
つまり、これから長い間、私たちはだんだん日が薄くなる冬の季節を生きていく(心象風景として)のだと思いますが、その中でも綺麗なものを見つけたい、むしろ、立ち枯れた冬の空気の中でこそ、より綺麗に見えるものもあるだろう、ということです。
文明が衰退する間際こそ、文化が爛熟する、と、歴史の本を読むとよく書いてありますしね。
寒さが厳しくなる世界の中で、せっせとキラキラするものを拾って歩きたい所存です。
追い詰められた気分でいると、どうしても大きな物語にすがりたくなるものですが、私は本能的にそれを忌避してしまう質なので、ひとつひとつ違う、ごく小さなささやかな物語を、首にぶら下げて持って歩けるサイズで、これからも作っていけたらと思っています。
今年は、「何かあったときに、心の避難所になるような小さな場所が沢山あると助かる」というのを実感したので、本当にささやかながら、そういう避難所のひとつになれれば、とも思います。
もともと、作りたいから作っていただけなので、全ては後付けですが。
そして、アクセサリーに限らず、そうした小さな避難場所を沢山作っていきたいので、どうぞ皆さま、来年もお時間あれば構ってください(笑)
真剣に書いてしまいましたが、今年もよい年でした。いろんな人を見送ったけど、臆面もなくそう言えます(笑)
来年も頑張る、とかではなく、とにかく今は、来年が楽しみです! 何して遊ぼうかな。誰か一緒に遊んでくれるかな、と(笑)
ではでは、皆さまもよいお年をお過ごしくださいませ!
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