日記とは言い切れない更新速度です。
2013
久しぶりに木の穴住居写真です。
これは定期的に報告しようと思っていて、写真もそれなりに撮っているのですが、アップするのを忘れます。常に。
撮影場所:上野公園
最近、めちゃくちゃアクセサリー関連が滞っていて、このブログだけでなくいろいろ停滞中なのですがすみません……ひたすらオタ充しています。
実は、オタクという概念がよく理解できていなくて、何をしていればオタクなのか謎なのですが(一つのものに深く没入しているのがオタクだと思っていましたが、浅く広くてもオタクと呼んでいる気がするし、分野も裾野が広すぎてよく分からない)、とりあえず、今年はコミティアに出ようという野心はないですが、来年あたりにはまた出没しているかもしれません。そんな感じで。←?
とりあえず、上野公園に行ったのは、夏目漱石の美術世界展を見るためだったのですが、これはここ最近で一番がっかりした展覧会でした……
私が説明文をきちんと読み込んでいなかったのがいけないのです、分かっているのですが;
以下はとてもぶちぶち文句だらけのレビューです。
てっきり、「夏目漱石の文学作品に登場する絵画などをずらりと展示し、その横に登場シーンの文章を並べて、ほう、このシーンに出てくる絵とはこれだったのか……と感嘆しつつ文章を読み、とてもお勉強したような気分になれる展覧会」だと思っていたのですが、実際は、そんな展示は全体の六分の一ぐらいだったような気がします。
あとは、本の装丁が六分の一。
三分の一が、当時の画壇に絶大な影響力を持っていたらしい夏目漱石「先生」が、「これはいい」「これは醜悪」とか批評していた美術作品をずらりと並べてみました、というもの。
なかには「夏目漱石に何も評価されていない」作品が幾つかあり、「夏目漱石に評価されていないが有名な作品」と説明書きされたものも。
正直、なんでここに並べられたのか意味がよく分からない。
残りは、夏目漱石を先生と慕っていた人たちの作品と、夏目漱石本人が描かれた絵。
この流れだと、誰も漱石先生の絵を批判なんてできなかったんだろうな……皆で褒め称えたんだろうな、と思ってしまうのが残念なところ。
あと、夏目漱石の文学作品に登場する絵、と言いつつ、「実在しない絵なのでわざわざこの展覧会のために描いてみました」という創作絵であったり、「夏目漱石がこの絵を見ていたか分からないが、とてもこの場面に似合うと思うので並べてみました」という有難い配慮を感じる絵であったり、配慮はともかく、え、私が見たかったのって……これだったっけ……?;
1500円はやっぱり高めの料金設定だと思うので、素晴らしい名画を沢山、このためにわざわざ借りてきたんだろうな、と思っていたのですが、名画は少なめでした。
展示期間が終わってしまった絵画は、かなりぺらっぺらの写真が代わりに掛けてあり、これは優しさなんでしょうが、なぜか哀愁をそそります。
高いお茶のほうが美味しいだろうと思い込んで損をしたような気分です……
料金に目がくらんで、期待をしすぎた自分がいけなかった。
平日でしたがすごく沢山の人がいて、見て回るのも大変だったので、それで実際以上にマイナスの評価になっているかもしれません。
少し前に、800円ぐらいの展覧会に行って、それは楽しかったので、これが1000円ぐらいの価格設定で、もう少しすいていたら、それなりに楽しめたんだろうな、と。
夏目漱石に対して親愛を深めるつもりが、かえって「先生臭が鼻につく人だなあ……」と思う結果になってしまいました。読もうと思っていた本をぱたりと閉じる。
見せ方で幾らでも面白くなったと思うのに、随所にツッコミどころだらけで泣けました……
どうやら私には、塩とたばこの博物館の特設展(100円)や、インターメディアテク(無料)や、ていぱーくなどのほうが向いているような気がします……ので、しばらくは素直にそちらを楽しんでいようかと思います。
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