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2012

1212
 遅ればせながら。
 時計ミジンコ標本を買ってくださった方々、有難うございます……!
 今さらながら理解しましたが、ブログは書いてみるものですね!(二年以上経ってようやくこの認識)
 時計パーツをひたすら選り分けていたときは、ひたすらマニアックな楽しみに浸っていたんでしたが、なにげに共感してくださる方がいると知って感動しています(笑)
 いずれ、「時計ミジンコの見つけ方」「ミジンコのレア度」など、いろいろ語ってみたいと思います。

 一番お気に入りのものはほとんど放出してしまったのですが、まだ多少残っているのでちょこちょこ出していこうと思います……
 とりあえず、今日は時計標本を少し、それに加えて個人的には超貴重品のパイライトをネットショップに出しました。
 これもまた結構マニアックなんですが……
 時計パーツに限らず、必要な石は数百個単位で仕入れるため、ごくごく稀におもしろいものが混じってくることがあります。
 
 あと、最近作っていたビスマスのネックレスなんかも、そろそろネットショップに出したかったのですが……
 写真撮影が終われば、数日内に出せると思います。
 これまであまりきちんと表記していなかったのですが、当ショップは取り置き可能ですので、ご要望があればお知らせくださいませ。


 さて、星の話題なんですが。

 明日13日から14日にかけて、双子座流星群が見られるそうです。
 →参考サイト
 私はいつも、ここぞというときに流星群を見逃していて、なかなか見られたためしがないのですが、この流星群はなかなかいい条件で見られるそうで、先月からずっと楽しみにしていたのです。

 ……でも、間違いなく凍死しそう!(((( ;゚Д゚)))) 

 こういうときこそあれですか、今年はやりの「着る毛布」とか着ていくといいんでしょうね(私は持っていませんが;)
 買っておけばよかった……
 しかし、毛布があっても凍死の危機を感じます。
 それでも、14日が流星極大日らしいので、ちょっと……戸外に出てみようと思っています(ごくり)
 結果報告はあるかないか分かりません(笑)


 星の話題その2。

 星の話と言えるかどうか、かなり微妙ですが、最近読んでショックを受けた本の話です。

 「天体による永遠」オーキュスト・ブランキ ★岩波文庫のページ

 新刊として出ていたので、知識もなく、何の本だろう? とぺらぺらめくって、そのまま読んだのですが、いまいちわけが分からない……惑星だの元素だの、彗星だの、宇宙の永遠だの、そんな小論を読み切り、釈然としないまま後書きに移って、そこで震撼しました。
 そもそも、後書きの前に提示された、著者ブランキの「投獄年表」がすごすぎる。
 なんだこれは?!! となり、目を疑いながら二度見たんですが、幾つもの監獄を移送されながら、ほとんど外に出た形跡がない。
 のべ33年間の投獄生活。
 70年余りの人生を生きて、革命に身を投じたのが24歳、そして33年間の投獄って……
 しかも、大物すぎて、人質全員とブランキ一人の交換が即座に拒否されたとか、逃走したらすぐさま射殺するよう厳重な命令が出ていたとか。
 
 名前だけは聞いたことがあるような、ないような。しかし、こんな凄まじい人生を生きた革命家がいたんですね(1800年代の、パリ・コミューンとか出てきた辺りの人です)

 光がほとんど差し込まず、湿気で壁から硝石が吹き出し、階上の騒音がわんわんと響くような最下層の牢獄で、黒い服しか身につけず、修道士のような容貌をしたブランキが、ひたすら天体や永遠について書き続けた本。
 
 と書くと、高校生の頃に、「モンテ=クリスト伯」とかに夢中になっていた血が騒ぐんですが(笑)

 しかし、知ってから読み返すと、本の内容がまた凄いです。
 
 
 無数に枝分かれする無限の宇宙が存在し、その中で未来と過去は永遠に繰り返される。ということは、無限の宇宙の中で、ブランキは永遠に幽閉され続け、無限の絶望と挫折を味わい続ける。
 人類の歴史は野蛮な圧制と進歩を繰り返し、結局この円環から脱出するすべはない。つまり、彼がより良い未来を目指して戦い続けているはずの革命は、永遠の尺度のなかではほぼ無意味となる。


 ブランキは理知で凝り固まっているような人なので、そういう結論に落ち着くんですが、こんなものを書いていながら、釈放されるとその僅かな時間をすべて革命に捧げてしまう。
 革命をやっていながら、思想に酔うこともなく、極めて冷静で孤独な人物だったようですが、ペシミスティックな強さとでも言えばいいのか。数十年の監禁生活で身についた強さなのかもしれませんが。

 ただ、この無限の円環としての宇宙観を、絶望とみなすのは西欧人だからであって、もともと現世肯定的な東アジア人とは違うなあ、と思いました。
 日本人的には、輪廻転生というものがなんだか素敵な響きに聴こえますよね(たぶん)
 しかし、キリスト教的な世界観というのは、時間は直線として流れ、始まりがあって最後の審判に終わり、そのあいだに少しずつ人類が進歩していくという幻想(?)があって、そのなかで努力しよう!という気持ちになれるわけで。
 この神話を否定した者は、西欧人ではほぼ天才か狂人しかいないような気がします。
 (最近はどうだか知りませんが)
 ブランキは狂ってるようには思えませんが、いったいどうなのか……
 というわけで、今、ブランキの伝記「幽閉者」が欲しくてたまらないんですが、どこの本屋でも品切れな上、レビューを書いている人も見つけられないので、ちょっと迷っています。でも読みたい。

 ……星の話題とは大きくずれましたね; しかも濃い!


 
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