2013
気が付いたら、今夜はもう十三夜(栗名月)でした……
先月、十五夜に合わせて何か作れたらな、と思っていて、完全に出遅れたので、よし、10月の十三夜には何か作るぞ! と思っていたんですが、結局そちらも出遅れました。
いや、いちおう、作ってはあるんですが、「あっ、もう今夜だよ!」というこの乗り損ねた感じ……
今日に合わせて、下北沢の箱の中身を全部お月見イベント風に変更するとか、そのぐらいのやる気を見せたかったところですね。そう言いながら、今日も缶に穴をあけたり詰めたりしている、そんな日常。
上の写真は、いちおう指輪です(言わないと分からないような気がして)
右が満月リング、
左が地球照リングです。
でも、左は暗すぎてよく分からないですね……かなり明るい青にしてしまったんですが。
あまり意味のなかった撮り直し
他に、ブローチとネックレスも作りました。
鉱物などを材料にするのとは違って、素材さえ作れば、あとは無限大に幾らでも同じものが作れるぞ! 樹脂ならいつも扱っているし! と思っていたんですが。
すごく……難しかったです……
まず、少し厚く樹脂を入れただけで、むらが出るんです……
速乾性樹脂だからだと思うんですが、上の層だけ固まって、下の固まり方が遅い。つまり、下に空洞ができたりします。
かなり薄く塗り固めていかないと、綺麗にならない。
ので、指輪一つ作るのに、9回ぐらい塗り重ねています。そのたびに気泡をせっせと潰す作業が……
高い防水紙を買ってみたものの、見事に浸水したり(紙の裏側は防水じゃなかったらしいです)、そんなこんなで、すでに指輪を三つぐらい犠牲にしました。
樹脂の消費量もばかにならな……いや、これ以上世知辛い話は置いといて、ですね。
樹脂のアクセサリー作りはすごく流行っていますので、あちこちで見かけますが、みな、すごく綺麗につるんとしたのを作ってらっしゃいますよね……!!
私には向いてないんだろうか……と、不安を覚えつつ、意外に、生き残った満月のブローチが、何にでも合わせやすくて自分で愛用しているので、そのうちまた一頑張りするかもしれないです。
今月のイベントに少し持っていけたらいいですね。
なお、昨日までは台風で、撮影も樹脂硬化もできなかったんですが、今朝はよく晴れて撮影も順調に進んだので、明後日にはネットショップ更新ができると思います。
なんだか、本当に売り切ればかりで申し訳ない感じになってきたので、缶以外のものもなるべく増やしていこうと思います。
なお、今年は栗のペースト(無糖の特大缶)を大量に買っているので、栗名月に合わせて、今日も何か栗のおやつを作ろうと思います。なんだか家庭科力の高そうな締めくくりになったぞ(満足げ)
2013
ニヒル牛2さんに、納品してきました。
標本缶ネックレスばかり十点……
実は、一月ぐらい間隔が空いてしまって、しばらくぶりの納品だったんですが、おかげで他の作家さんの作品もいろいろ様変わりしていて、眺めて歩くのがとても楽しかったです。
もっとも、いつも変化が激しいので、数日行かないともう、がらりと変わるのがニヒル牛なんですけどね。
ネットショップ用の撮影は、相変わらず猫に中断させられたりしつつ、一日に一つか二つぐらいの超鈍足ペースで進んでいます(一応進んでいるの部類)
私は朝しか撮影しないので(朝の光の入り具合が一番いいと思っているので)、最近、曇りがちの朝が多く、なかなかつらいです。今日なんか、昼はかんかん照りでしたが、昼に晴れても私的には有難みが薄いのだった……
でも、来週中にはなんとかします。そう言っておかないと、なんとかならない気がする(笑)
あと、久々に、今月はイベントに出ます。
10月27日のコミックシティスパーク8です。
東2ホール、ツ53abです。
(また、時期が近づいたら再度告知します)
最後のイベントはいつでしたっけ……5月?!
今年はイベント出展の数を絞っていて、おかげで創作に集中できる時間が増えているのですが、それにしても、随分絞りすぎたものだと思います……;
久しぶりなので、気合を入れていこうと思っています。そして、お客様の好みに関わりなく、自分の趣味のせいで標本缶もずらりと並ぶと思います。楽しみです。
ついでに、関係ないですが最近見た朝焼けの空の写真をば。
2013
さすがに作りすぎました……
この箱に収まってないんですよ……外に溢れてるんです;
そろそろ、売れるだけ売って、新しい石を買うお金を作らねばならないようです←懲りてない
しかし、改めて気づいたのですが、この缶を収めるのにちょうどいいサイズの送り箱がないんでした(一部を除いて、マッチ箱には収まらない)
もう数か月も前から、送り箱をどうしようかと考え続けていたのですが、あまりに長く考えすぎて、考えていたことすら忘れていたようです。さあ、ネットショップにアップしようか、と写真を撮り始めてから、あれ、箱がないや、と思い出しました。
実は、数か月前に、浅草橋のシモジマをぐるぐると巡り歩いて、何種類か箱を買ってきたのでした……ごそごそと袋を漁って、箱を合わせてみたところ、なんとか使えそうなものがありました。数か月も前に解決していたというのに、何を悩んでいたんだ。健忘症って酷い……いや、私の健忘症が酷いんですね、分かってます。
箱の写真を撮りそびれたので、まだネットショップにはアップできませんが、準備ができ次第、アップしようかと思っています。
ので、その前に、ネットショップ用に撮っていた写真の一部をば↓
■紫水晶(リベンジ)
今度は一応、前よりはハート型っぽく見えるようになったかなと……
内部に沢山ゲーサイト(針鉄鉱)が入っています。
■ちびアンモナイト(これもリベンジ)
……私、小さなアンモナイトが好きなようです。
■さらにちびアンモナイト
これも極小アンモナイト。
「可愛い☆」となって、ぱしゃぱしゃ写真を撮って撮って撮りまくっていたのですが、私は何かの病気なのでしょうか……
実はアンモナイトが割れてしまった後の、ごく小さな中央部分です。「へそ」と呼ばれる部分です。
いちおう自分を弁護しておきますが、割ったのは私ではないです。割れた後のものを売っていたのです……
■天青石
未だに、透明な石を撮影するときは四苦八苦しています。
これも成功とは言いがたいですね……
■薔薇石英
ローズクォーツと言ったほうがよほど通りがいいような気がするんですが、なんだか、薔薇石英という言葉が好きなんです。可愛いなあと思います。
ローズクォーツは安価な鉱物だと言われますが、これが安価かどうかは判別不明です。手持ちの鉱物標本セットから抜いてきたために、元の価格が分からないためです(なんということを……)
透明感があるタイプではないので、もちろん高価なものではないと思いますが、でも、ほんのり薔薇色で、やっぱり可愛いなあと。
■方ソーダ石
ラピスラズリを構成する石の一つ、ですが、私はラピスラズリより方ソーダ石のほうが、なんとなく好きです。
ラピスラズリより、数倍地味なイメージです(?)
■緑鉛鉱
小さな缶に入れられた、小さな葉っぱ(というか草むら)
■蛍石
光に透かすと、紫色の縞が見えるものです。
光がないと、ごくごく地味な藍色の石なので、ある種のギャップ萌えです。
……本当は、かなり珍妙なものも並列して作っていまして、その写真もアップしようと思って撮ってあったんですが、これ以上記事を長くするのもなんなので、それはまた別記事に分けます。
2013
今月発売のKu:nelの表紙が、私ホイホイすぎた件について。
酷いですよね、こんな表紙にされたら買うに決まってる……!
Ku:nelは、記念すべき第一号の表紙が印象的すぎたせいで(ロシアの仲良し老夫婦inサウナ、しかも薄着)、あれを超えるインパクトはなかなか来なかったんですが、今回はなかなか、ツボに嵌まりすぎているために衝撃が来ました。
しかもアイルランド特集ですよ。どうする(どうもしないが)
■標本缶フィーバー、その後
まだまだフィーバー中です。
ここ数日曇天続きのせいで、ろくな写真が撮れなかったのですが、製作物のごく一部をば。
暗くてよく分かりませんが、綺麗にハート型になった紫水晶。
川流れ燐灰石。
河原の石と一緒に、ごろごろと流されてきたんでしょうか……角が取れて丸みを帯びています。それでも、結晶形は分かります(とにかく写真がぼやけているので分かりづらいですが)
不思議な模様のジャスパー。
何か植物が生えたような雰囲気の緑鉛鉱。
北海道産の小さなアンモナイト、ゴウドリセラス。
……あまりに写真が見づらいので、拡大してみました。
……もともと写真が暗すぎてどうにもならない……!
これは、最近行ったミネラルショーで買ったものです。別に狙っているわけではないのですが、ミネラルショーに行くと、高確率で手持ちのアンモナイトの種類が増えます。
なんといっても、北海道がアンモナイトの一大産地ですし、扱っている業者さんも多いですし……
ちなみに、中秋の名月に影響されて、それに関連したものを作っていたんですが、失敗続きで見事に出遅れています。
次の十三夜までには完成させたいです……(やや小声)
2013
台風一過して、一気に秋の空気になりましたね!
暑いのが苦手な私はもう、嬉しくて嬉しくて多幸感に満たされすぎて、やや躁状態に陥っています。これだけ涼しいと、生きてるだけで幸せすぎる!
そんなハイな状態のせいで、創作意欲が爆発していまして、微妙に負傷などしつつもまだまだ疾走しています。
問題は、目指す方向がおかしいということなのですが……
求められていると思われる方向と、まるで違う方向へ爆走中です。
そんなわけで、ここ数日間、ひたすら標本缶アクセサリーを作っています。
昨日の製作物
あんまり売れるものではないので、あまり作るわけにはいかないんですけれど、そんなことも脳裏から吹っ飛んだ感じです。
作りたいものを作っていたらこうなっていた。
なお、工程(ネックレスを作る場合)としてはこんな感じです↓
1.綿をコーヒー染めにする
2.缶に錐で穴をあける
3.針金で鎖を通すカン部分を作る
4.缶の内側からカンを接着する
5.標本ラベルを作って印刷する
6.標本ラベルをじりじりと蝋燭の火で焼き、半分以上焼失させる
7.鉱物用粘土で鉱物を留め、綿、生き残ったラベルを配置する
8.缶の蓋をせっせと磨く
9.蓋を閉めて、細く切ったマスキングテープで固定する
10.鎖を付けて仕上げる
最後の工程が突然いい加減になっていますが、それはともかく。
本来は、「0.缶に入れる鉱物を調達する」がかなり大きな比重を占めているんですが、それもともかく。
一番つらいのは、2の「缶に錐で穴をあける」で、非力なうえに全力でぐりぐりと開けるので、たまに負傷します。
一番効率が悪いのは、6の「標本ラベルをじりじりと蝋燭の火で焼く」なんですが、
本気で半分以上、消し炭と化します。
(写真は生き残った組、生き残ってないものも混じっていますが)
もっと効率のいいやり方があるだろうと思われる上、生き残ったラベルもぱらぱらと炭が落ちるような状態で、私としては割と高級な部類の紙を使っているにも関わらず、まったくその意味がない感じです。
しかし、蝋燭で焼くのが面白いので仕方ない。どんな趣味だろうと自分で思いますが。
なお、以前はガス台の火で焼いていたのですが、それはもっと悲惨な光景でした。
■出来上がったもの少々
もはや説明の余地もあまりない、鉱物界のアイドル、もふもふ鉱物オーケン石。
綺麗な飴色のカルサイト。秋になると、こういう色が慕わしい感じ。
ピーコックオア(Peacock Ore)です。私は何度読んでも、英語の綴りがピーコックオレに読めて仕方がないのですが気のせいです。買ったとき、英語のラベルしか付いていなかったので、散々ネットで「ピーコックオレ」と検索したのは秘密です。
今日も延々と作業工程を繰り返しています。
涼しいって最高ですね……!←まだまだハイ状態
また写真を撮る時間があったら、何かここに載せに来ます。